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インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち価格: 2,625円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 本書では先ずインテリジェントサイクルというものの存在(インテリ
ジェンスを望む人→どういった情報が欲しいのか→リクエストに応じて
収集→収集した情報を加工→加工された情報群を元に分析・検討・推測し
一定の答えを導く→望む人に提供→それを受け取った人はそこからさらに
必要なインテリジェンスを望む→これが延々と回り続けるのです)を
明らかにしています。
そして、インテリジェンスを構成する情報は先ず2つに分けられる
(地形や人口等の)基礎情報と(兵器や駐屯地等の)常に変わる情報の
二種 |
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アメリカ文学史―駆動する物語の時空間価格: 2,520円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 今までとは違う新感覚のアメリカ文学史である。アメリカ人とは移動する民族であり、
それと共に物語りもある。著者のロードナレィティブの分析はそれゆえ必要であるように
思った。
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美学特殊C―「芸術」をひらく、「教育」をひらく価格: 2,940円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 これは難解な「美学」研究書ではない。非常に面白いエッセイと言ってよいかもしれない。そして(大学教授が書いたとは思えないくらい)驚くほどアナーキーでクールである。 同著者の『脱芸術・脱資本主義』にあった「がんばらなくてもいい社会」というヴィジョンを引き継ぎながら、より具体的に易しい言葉で書かれている。ここに描かれているのは、教育としての芸術ではなく、【芸術としての教育】であると思われる。更に言えばここでの【芸術】は堅苦しい「お芸術」でもない。つまり政策が語るようなお仕着せの”情操教育”とは全く異なる。もうひとつのポイントはこの”教育”が、児童だけではなく、大人のものでもあるということだ。< |
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